After beginning as a drummer in his teenage years, he moved to vocals at the age of 17 and gradually developed his own philosophy of singing: not simply to sing well, but to create a voice that remains in the listener's memory.
A major influence was Marc Bolan of T.Rex, whose simple yet distinctive songwriting and rhythmic approach to lyrics shaped Sin-dy's idea that the voice can function as a rhythmic instrument.
His later experiences with electronic music led him to explore artists such as Japan, Depeche Mode, New Order, and The The, while his years in the Punk scene brought a different kind of energy and directness to his music.
Eventually, a chance encounter with a Mode Automatic demo led him to contact KEI − even though the band was actually looking for a bassist.
Sin-dy simply heard the music and imagined himself singing it.
That intuition became the beginning of a musical relationship that would eventually lead to Velvet Ashes.
This is the story behind the voice of Velvet Ashes.
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KISSから始まったロックとの出会い
Velvet Ashesのボーカリスト、Sin-dy。
彼の音楽的なルーツを辿っていくと、ひとつのジャンルだけでは説明できない、さまざまな音楽との出会いが見えてくる。
KISS、T.Rex、Electronic Music、New Wave、Punk。
一見すると異なる音楽だが、それぞれの経験が現在のSin-dyのボーカルスタイルへとつながっている。
Sin-dyがロックに目覚めたのは、中学2年生の頃だった。
きっかけはKISS。
強烈なヴィジュアル、巨大なステージ、そして一度見たら忘れられない存在感。
その衝撃からロックの世界へ入り、高校に進学すると仲間たちとバンドを結成する。
ところが、最初に担当したのはボーカルではなかった。
ドラムだった。
理由は単純だった。
誰もやる人がいなかったからだ。
しかし一年ほど活動するうちに、
「やはり自分は歌いたい」
という気持ちが強くなっていく。
17歳でボーカルへ転向。
当時人気だったジャパニーズ・メタルなどのコピーを中心に歌い始めた。
ここからSin-dyのボーカリストとしての長い時間が始まる。
T.RexとMarc Bolan
その後のSin-dyに大きな影響を与えた存在がT.Rexだった。
そしてMarc Bolan。
Sin-dyが惹かれたのは、単にGlam Rockというスタイルではなかった。
シンプルでありながら独創的な楽曲。
そして、言葉そのものだけではなく、リズムを意識した歌詞と歌い方。
それは後のSin-dyのボーカル観にもつながっていく。
彼にとってボーカルは、メロディを美しく歌うためだけのものではない。
声もまた、楽曲のリズムを作るひとつの楽器なのである。
Electronic Musicとの遭遇
20代前半になると、Sin-dyの音楽世界に新しい要素が加わる。
かつて一緒にバンドをやっていた仲間が、当時台頭し始めていたHouse Musicの世界でマニピュレーターとして活動するようになった。
Sin-dyはそのユニットにボーカリストとして参加する。
それまで経験してきたロックバンドとは異なる、機械によって構築されるビートやサウンド。
その中で歌う経験によって、Electronic Musicからの影響も受けるようになった。
そして、その音楽のルーツを探るように時代を遡っていく。
そこで強く惹かれたのが、
Japan、Depeche Mode、New Order、The TheなどのNew Waveだった。
ロックと電子音。
メロディと反復するビート。
そして、声そのものが作り出す独特の空気。
後にVelvet Ashesへつながっていく音楽的な要素が、この時期に少しずつSin-dyの中へ蓄積されていった。
Punkへ − Marmalade
それから年月を経て、Sin-dyは再び非常にシンプルな衝動へと戻っていく。
純粋なPunk Bandをやりたい。
今から15年ほど前、メンバーを探していたSin-dyは、芸人として知られるヒロシと意気投合。
Marmaladeを結成する。
Marmaladeは都内でのライブ活動だけにとどまらなかった。
COBRAやLAUGHIN' NOSEなど、日本のパンクシーンを代表するバンドたちとパンクフェスやツアーに出演。
さらにラジオ番組にも出演するなど、精力的に活動した。
その後、事情によりMarmaladeは解散するが、Sin-dyはその後もパンクシーンを中心に音楽活動を続けていく。
KISSから始まり、Metal、T.Rex、Electronic Music、New Wave、そしてPunk。
一見すると異なる音楽を通過してきたように見える。
しかしSin-dyの中では、それらは決して別々のものではなかった。
Mode Automaticとの出会い
そして、ひとつの偶然が起こる。
Sin-dyがたまたま耳にしたのは、Mode Automaticのメンバー募集に掲載されていたデモ音源だった。
しかも、そのとき募集していたのはボーカリストではない。
ベーシストだった。
しかし、そのデモを聴いたSin-dyの中に、なぜか強烈なイメージが浮かんだ。
「自分がこの曲を歌っているイメージ」
だった。
ベーシスト募集だったにもかかわらず、その感覚は消えなかった。
そしてSin-dyはKEIへコンタクトを取る。
その行動が、Sin-dyのMode Automatic加入へとつながった。
音楽には時々、理屈よりも先に「こうなる」というイメージが現れることがある。
Sin-dyとMode Automaticの出会いは、まさにそんな出会いだったのかもしれない。
そしてその流れは、やがてVelvet Ashesへと続いていく。
「上手く歌う」より「印象に残る歌」
Sin-dyがボーカルを始めた頃から、一貫して大切にしていることがある。
それは、「上手く歌うこと」よりも「いかに印象に残るか」。
そして、「自分なりの個性を持つこと」。
歌唱技術だけで評価されるボーカリストを目指してきたわけではない。
一声聴いたときに、その人物だとわかること。
楽曲の中に、その声でなければ生まれない何かが残ること。
Sin-dyにとって重要なのは、そこにある。
そしてもうひとつ、Sin-dyの歌を理解するうえで重要なのが、
「ボーカルは打楽器、リズム楽器でもある」という感覚だ。
言葉には意味がある。
しかし同時に、音があり、アクセントがあり、間があり、リズムがある。
それはMarc Bolanから受けた影響にもつながっている。
House、Electronic Music、New Wave、Punk。
異なる音楽を経験してきた時間が、現在のSin-dyの歌の中に自然に溶け込んでいる。
Sin-dy's Favorite Artists
Sin-dyが挙げるFavorite Artistsを見ると、その音楽的な背景がよく見えてくる。
T.Rex
The Cramps
David Sylvian
Depeche Mode
New Order
Pixies
Ramones
Stray Cats
Hanoi Rocks
COALTAR OF THE DEEPERS
Glam Rock、Psychobilly、New Wave、Electronic Music、Alternative Rock、Punk、Rockabilly。
ジャンルはさまざまだ。
しかし共通しているのは、それぞれが非常に強い「個性」を持っていることである。
Sin-dy自身がボーカリストとして追求してきたものも、まさにそこなのだろう。
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Sin-dy's Favorite Songs
T.Rex − Rip Off
The Cramps − Stay Sick
David Sylvian − Red Guitar
Depeche Mode − Enjoy the Silence
New Order − Bizarre Love Triangle
Pixies − I've Been Tired
Ramones − Strength to Endure
Stray Cats − Baby Blue Eyes
Hanoi Rocks − Tooting Bec Wreck
COALTAR OF THE DEEPERS − Amethyst
この10曲を並べるだけでも、Sin-dyというボーカリストの輪郭が少し見えてくる。
美しく整ったものだけではない。
退廃、ビート、ノイズ、メロディ、Punkの衝動、Electronic Musicの冷たさ、Rock'n'Rollの身体性。
それらが同じ人間の中に存在している。
The Voice of Velvet Ashes
Velvet Ashesの音楽には、Post-Punk、Gothic、New Wave、Alternative Rock、Electronic Musicなど、さまざまな音楽の記憶が流れている。
しかしVelvet Ashesは、それらのジャンルを再現するためのプロジェクトではない。
KEIが作る音楽と、Sin-dyが長い年月の中で培ってきた声とリズム感。
それぞれ異なる音楽体験を持つ二人が出会うことで、Velvet Ashesの音が生まれている。
Sin-dyがMode Automaticのデモを初めて聴いたとき、
「自分が歌っているイメージ」
が浮かんだという。
その直感が、すべての始まりだった。
KISSに衝撃を受けた中学2年生。
誰もやらなかったドラムを担当した高校時代。
17歳でマイクを握り、Marc Bolanから言葉とリズムを学び、Electronic MusicとNew Waveを通過し、Punkの現場で歌い続けた。
それらすべての時間の先に、
現在のVelvet Ashesの「声」がある。
Sin-dy − The Voice of Velvet Ashes.
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