The Origins of Songwriting: From Cassette Tapes to Digital Recording
This article reflects on the author's early experiences with songwriting and home recording, tracing the transition from cassette-based multitrack recording to modern digital production, and exploring the creative philosophy behind making original music.
English Summary
Before digital recording became widely accessible, many musicians developed their ideas using simple tools such as cassette recorders and basic multitrack machines.
These limitations encouraged creativity, experimentation, and a strong focus on musical ideas rather than technical perfection.
From early improvisational performances to modern digital production, the process of songwriting has remained rooted in intuition, imagination, and emotional expression.
Technology has changed dramatically, but the essence of creating music has not.
This article explores the personal journey of songwriting, from analog recording methods to modern digital tools, and reflects on how inspiration continues to shape musical expression.
(日本語本文)
カセットテープから始まった曲作り
昔から、曲作りのアイディアは、
面白いフレーズやリフが思い浮かぶと、
まずカセットテープに録音することから始まっていた。
当時は、現在のようなデジタル録音環境は存在せず、
思いついたアイディアを残す手段として、
カセットテープは非常に重要なツールだった。
また、ある時、ネックが曲がったクラシックギターが
捨てられていたのを拾って持ち帰り、
弾きにくいながらも、それを使って主にアルペジオ中心の曲作りをしていた。
4トラックMTRという革命
その後、4トラックのカセットMTRを購入し、
本格的に録音を始めるようになる。
作業は非常にシンプルだった。
1トラック:リズムマシン
2トラック:ベース
3トラック:ギター
4トラック:ボーカル
このように一つずつ音を重ねていき、
自分自身でバンドを作るような感覚だった。
当時はキーボードやシンセサイザーを持っていなかったため、
PCからキーボードのような音やメロディを重ねていた。
使用していたPCは
富士通のFM TOWNS という機種で、
TOWNS OS という独自のOSと音楽ソフトが最初から搭載されており、
非常に面白い音作りができた。
音質との格闘
しかし、当時の録音は、
どうしても満足のいく音にはならなかった。
ミキシングやエフェクトの使い方、
ミックスダウンの技術が未熟だったこともあるが、
それ以上に、録音そのものが難しかった。
アイディアとしては面白いと感じていても、
人に聴かせるには音質やバランスが不十分だった。
ライブハウスや練習スタジオでの演奏も
カセットテープに録音していたが、
後から聴き返すと、
やはり何かが足りないと感じることが多かった。
デジタル時代への移行
現在は、DTM(DAW)を使用し、
録音データを編集しながらバランス調整を行い、
ミックスダウンすることができる。
技術は大きく進歩したが、
音楽の本質は変わっていない。
元をたどれば、
実兄であるQPが
「シンガーソングライター」という音楽ソフトで
曲作りをしていたのを聴いたことがきっかけで、
自分自身もDTMに興味を持つようになった。
音楽的な影響と原点
QPとは、昔から音楽を通じて互いに影響を受けてきた。
もし自分がバンドで曲作りやライブをやっていなかったら、
「Velvet Ashes」というプロジェクトも
存在しなかったかもしれない。
そして、音楽から完全に離れずに続けてきたのも、
QPの存在が大きかったと思っている。
曲作りにおいて最も大切なもの
曲を作る時に最も大切にしているのは:
直感
インスピレーション
イメージ
である。
頭の中に明確なイメージがある時もあれば、
言葉では説明できない感覚だけが存在する時もある。
その「モヤモヤ」とした感覚を、
音として形にする。
それが、自分にとっての曲作りだし、
ただインスピレーションが沸いたものを音に変換しているだけなんだよね。
シンプルな構造と難しさ
曲そのものは、
アコースティックギターでコードを弾き、
メロディを乗せれば完成する。
3コードでもいいし、
極端に言えば1コードでも成立する。
しかし、
それを「人に聴かせる作品」にすることは、
まったく別の難しさを伴う。
現在への接続
曲作りの方法は人それぞれだが、
自分の場合は、
頭の中に現れる「サイン」のような感覚を
音として形にしていく。
それは目に見えないが、
確かに存在している。
そして、その感覚を形にすることが、
音楽を続けている理由なのかもしれない。
2026年01月10日
Listen to Velvet Ashes on Bandcamp
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