長く留まるために
存在している光は、ほとんどない。
それは突然現れ、
闇を切り裂き、
名付ける間もなく
静かに消えていく。
「Shooting Star (Velvet Ashes Version)」 は、
まさにそんな瞬間から生まれた。
夜から送られてきた
孤独な信号。
沈黙した空に走る
短い光の軌跡。
ほんの一瞬しか燃えないのに、
なぜか消えない痕跡を残す記憶。
このEPは、
存在と消失の境界に立っている。
都市の機械的な鼓動と、
その内側でかろうじて生き残る感情のあいだに。
冷たいシンセは
遠い衛星のように動き、
一定のリズムは
迷うことなく前へ進む。
そこにあるメランコリーは、
崩れ落ちることもなく、
叫ぶこともなく、
ただ静かに留まり続ける。
これは希望の歌ではない。
距離の歌だ。
美しいものが
手の届かない場所へ
ゆっくり消えていくのを
ただ見送ることについての歌。
ネオンに濡れた街を
ひとり歩く人へ。
影の中に安らぎを見出す人へ。
沈黙の中に意味を探す人へ。
この作品は、
Velvet Ashes の夜の宇宙に浮かぶ
小さく、しかし欠かせない
ひとつの星である。
闇を横切る光。
短く、遠く、
忘れられない。
信号に、入れ。
ここで聴くことができる:
https://velvetashesmusic.bandcamp.com/track/shooting-star-velvet-ashes-version
− Velvet Ashes

