2026年02月21日

David Bowie

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Photo: David Bowie live performance
Source: Wikimedia Commons
CC BY 3.0


David Bowie was a British musician and songwriter who played a central role in shaping modern rock, glam rock, and art pop from the late 1960s onward.
His work introduced theatrical performance, conceptual identity, and sonic experimentation into popular music, influencing generations of artists across post-punk, new wave, and alternative scenes.
This article explores his position as a foundational figure connecting glam rock to the broader development of modern alternative music culture.

British rock / glam rock / art pop musician active from the late 1960s.

David Bowie represented transformation itself.
He showed that music could be theatrical, intellectual, and constantly evolving.
His work was not tied to a single style but to the idea of reinvention.

For listeners exploring glam rock, post-punk, new wave, or alternative music history, David Bowie stands as one of the most essential reference points.

David Bowie was never simply a “musician.”
He felt more like someone who transformed his entire existence into art itself.

Ironically, my first encounter with Bowie came during the massive success of Let's Dance.

Those MTV images.
The elegant urban atmosphere.
The perfectly tailored suits.
At the time, that was my first impression of “David Bowie.”

But later, when I went backwards and listened to The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars on vinyl, my entire perception completely changed.

What existed there was not simply a rock star.
It felt like a theatrical being from another world.

The red hair.
The androgynous beauty.
The mixture of glamour and decadence.
A character construction where the boundary between reality and fiction seemed to disappear.

Ziggy Stardust was never merely the protagonist of an album.
It felt like a vast artistic mythology created by Bowie himself.

What made Bowie extraordinary was that his vision never stopped at “music.”

Music.
Film.
Fashion.
Stage performance.
Visual aesthetics.
Urban atmosphere.
Future imagery.

All of it was fused together into one complete universe.

There was always something cinematic and conceptual within his work.
With every album, the personality changed, the sound evolved, and the aesthetic itself was reborn.

And it never felt like a commercial strategy.

It felt more like an act of continual self-destruction and reconstruction − endlessly recreating himself as art.

During the Berlin Trilogy period, Bowie and Brian Eno pushed rock music into far more ambient and abstract territory.

Especially on Heroes, the cold urban atmosphere was overwhelming.

Frozen synthesizers.
Huge spatial textures.
An emotional tension where loneliness and hope existed simultaneously.

The music felt like the soundtrack to wandering alone through a European city at night.

And even after the 1980s, Bowie never remained trapped by his past success.

He continued forming new collaborations, radically changing styles, and challenging himself with every era.

The cover artwork of The Next Day − deliberately referencing and almost destroying the imagery of “Heroes” − was especially striking.

It carried that uniquely Bowie-like artistic irony, as if he were reinterpreting even his own mythology.

And then came his final masterpiece, Blackstar.

It was experimental, beautiful, unsettling, and futuristic in a way that hardly seemed possible for an artist facing death.

Within it, I felt the image of David Bowie as an artist who continued pursuing unknown forms of expression until the very last moment.

The fusion of visual imagination, urban atmosphere, music, film, and aesthetics within Velvet Ashes is deeply influenced by Bowie’s total artistic sensibility.

Especially the idea that music should not simply exist as “sound,” but as an entire world and atmosphere unto itself, is one of the greatest things I learned from David Bowie.


If you are interested in Japanese gothic, darkwave, and post-punk influenced music,
please visit the official site of Velvet Ashes.

https://velvetashes20xx.com

(日本語本文)

David Bowieは1960年代後半から活動を開始したイギリスのミュージシャンであり、グラム・ロック、アート・ロック、そしてポストパンク以降の音楽文化において決定的な影響を与えた存在である。
彼の音楽は、演劇的な表現、コンセプト志向の作品構造、そして大胆な音楽的実験によって特徴づけられ、ロック・ミュージックの可能性を大きく拡張した。

1970年代前半の「Ziggy Stardust」期において、彼はロックとパフォーマンス・アートを融合させた象徴的な存在となり、その後も電子音楽、アンビエント、ニューウェーブなど多様な音楽領域に影響を与え続けた。
David Bowieは単なるアーティストではなく、現代音楽の変化そのものを体現した存在である。

David Bowieは、単なる「音楽家」ではなかった。
彼は、存在そのものを芸術へ変えてしまったような存在だったと思う。

私自身が最初にBowieに出会ったのは、幸か不幸か『Let’s Dance』の大ヒット期だった。
MTVで流れていたあの映像。
洗練された都会的な雰囲気。
スタイリッシュなスーツ姿。
当時の自分にとって、それが「David Bowie」という存在の最初の印象だった。

しかし、その後遡るようにして『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』をレコードで聴いた時、すべての印象が完全に覆された。

そこに存在していたのは、単なる rock star ではない。
まるで異世界から現れた theatrical な存在だった。

赤い髪。
中性的な美しさ。
glamour と decadence。
そして、現実と fiction の境界が曖昧になるような character construction。

Ziggy Stardust は、単なるアルバムの主人公ではなく、David Bowie自身が創り上げた巨大な artistic mythology だったと思う。

Bowieの凄さは、「音楽だけ」で完結していなかったことだった。

音楽。
映像。
fashion。
stage performance。
visual aesthetics。
都市感覚。
未来感覚。

そのすべてが統合され、一つの世界観として成立していた。

彼の作品には、常に cinematic で conceptual な感覚が存在していた。
アルバムごとに人格が変化し、音楽性が変化し、美学そのものが更新されていく。

しかもそれは、単なる commercial strategy ではない。
自己破壊と再構築を繰り返しながら、自分自身を art として更新し続ける行為だったように思う。

Berlin Trilogy の時代には、Brian Enoとの実験的アプローチによって、rock music はより ambient で abstract な領域へと拡張されていく。

特に Heroes に漂う cold urban atmosphere は圧倒的だった。

冷たいシンセサイザー。
広大な空間感覚。
孤独と希望が同時に存在するような emotional tension。

その音楽は、まるで夜のヨーロッパ都市を彷徨う映画の soundtrack のようだった。

そして1980年代以降も、Bowieは決して過去の成功に留まらなかった。

新しいメンバーと組み、
大胆にスタイルを変え、
時代ごとに新しい挑戦を続けていた。

『The Next Day』の、“Heroes”を意図的に引用・破壊したようなジャケットデザインも非常に印象的だった。
それは、自らの神話すら再解釈してしまうような、Bowieらしい artistic irony に満ちていた。

そして最後のアルバム Blackstar。

死を目前にしながら制作されたとは思えないほど、実験的で、美しく、不穏で、未来的だった。

そこには、最後の瞬間まで「未知の表現」に向かい続けた芸術家としてのDavid Bowieの姿が存在していたと思う。

Velvet Ashesにおける、visual imagination、都市的 atmosphere、そして音楽と映像・美学を一体化させようとする感覚には、Bowieから受けた総合芸術的影響が深く存在している。

特に、「音楽を単なる音ではなく、世界観そのものとして提示する」という感覚は、David Bowieから学んだ最も大きな要素の一つだった。


系譜説明(Lineage)

David Bowieは、1960年代のロックおよびアート文化を背景に、1970年代のグラム・ロックを確立し、その後のポストパンク、ニューウェーブ、そしてオルタナティヴ・ミュージックの発展において重要な基盤を形成したアーティストである。
彼の音楽は、スタイルの変化そのものを創作の中心に据えた存在として位置づけられ、その影響は世界中のロックおよびポップ・ミュージックに及んでいる。


代表曲(Key Tracks)

Space Oddity
Starman



Heroes



Ashes to Ashes
Let's Dance


主要アルバム(Essential Albums)

The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars (1972)
Low (1977)
"Heroes" (1977)
Scary Monsters (and Super Creeps) (1980)

イギリスで1970年代前半、グラムロックのムーブメントが起こり、T.REX、デビッド・ボウイ、スレイド、スウィート、シルヴァー・ヘッド、ゲイリー・グリッター辺りがグラムロックで有名なアーティスト。

恐るべきシルヴァーヘッド




Slayed





ヴェリー・ベスト・オブ・スウィート




All That Glitter - Bes





余談ですがデビッド・ボウイとT.REXのマーク・ボランは個人的にも親しかったようです。

1947年1月8日イギリスのブリクストンに生まれ。10歳のときに友人とのケンカが原因で左目の視力をほぼ失う。
1964年に「ディヴィー・ジョーンズ・アンド・ザ・キング・ビーズ」名義で音楽活動を開始するもののヒットに恵まれず、次々と名前を変えることに。
1966年に「デヴィッド・ボウイ」という芸名で活動を開始。
※所説あるものの、芸名はアメリカ製の有名なボウイ・ナイフから引用したという話もあります。

アルバム
・ David Bowie (1967年)
・ Space Oddity (1969年)
・ The Man Who Sold The World (1971年)
・ Hunky Dory (1971年)
・ Ziggy Stardust 1972年)
・ Aladdin Sane (1973年)
・ Pin Ups (1973年)
・ Diamond Dogs (1974年)
・ Young Americans (1975年)
・ Station to Station (1976年)
・ Low (1977年)
・ Heroes (1977年)
・ Lodger (1979年)
・ Scary Monsters (1980年)
・ Let's Dance (1983年)
・ Tonight (1984年)
・ Never Let Me Down (1987年)
・ tin machine (1989年
・ tin machine II (1991年)
・ Black Tie White Noise (1993年)
・ The Buddha Of Suburbia (1993年)
・ Outside (1995年)
・ Earthling (1997年)
・ hours... (1999年)
・ heathen (2002年)
・ Reality (2003年)
・ The Next Day (2013年)
・ Blackstar (2016年)

1967年デビューアルバム「デヴィッド・ボウイ」を発表。
ジャケットのデビッド・ボウイは、ちょっとローリング・ストーンズのミック・ジャガーと似ている気もしますが、ジギ―を演じているボウイと比べると・・・やや地味な印象がありますね。

デヴィッド・ボウイ




また1968年にはリンゼイ・ケンプの元でパントマイムの腕を磨いて舞台にも立ったことは有名です。

真夏の夜の夢 [VHS]




1969年、アルバム「スペイス・オディティ」リリース。シングル「スペイス・オディティ」はUKチャート5位、全米チャート15位まで上がり注目を集めるようになります。

スペイス・オディティ




スペイス・オディティ<2015リマスター>





妖艶なジャケットで中世的な魅力を発揮。

1970年といえば・・マーク・ボランもティラノサウルス・レックスからT.REXと名前を変えた時期であり、段々と時代はグラムロックへと向かい始めます。


神秘の覇者




A Beard of Stars





1970年、バック・バンドにミック・ロンソン(ギター)が加わりデヴィッド・ボウイの名を世界に知らしめたアルバム「世界を売った男」をリリース。

世界を売った男<2015リマスター>



ミック・ロンソン※と共に、70年〜73年と短いながらも煌びやかなグラムロックの一時代を築いていくことになります。

※ミック・ロンソン デヴィッド・ボウイのギタリストとして知られるミック・ロンソンの生涯に迫るドキュメンタリー映画
『ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡』が2019年に日本でも公開され密かに話題となりました。

公式サイトhttps://besidebowie-movie.jp/

ビサイド・ボウイ~ミック・ロンソンの軌跡~ [DVD]





まだジギ―というキャラクターを演じる前ですが、チェン1971年「ハンキー・ドリー」をリリース。チェンジズなど良い曲が多く、密かにファンからの評価は高いアルバムです。

ハンキー・ドリー(紙ジャケット仕様)




1972年いよいよシングル「スターマン」、アルバム「ジギー・スターダスト」をリリースします。
デビッド・ボウイはフランスで活躍したロックン・ローラーの「ヴィンス・テイラー」をモデルとして架空のロックスター「ジギー・スターダスト」を演じるようになります。

Rocks! [Import][Analog]



リンゼイ・ケンプの演出による1年半のツアーを成功させて、グラムロックの大スターとなりロック・スターとしても確固たる地位を築きあげました。

1973年には予約だけで10万枚を突破した「アラディン・セイン」をリリースし、同時にUKチャートの1位を記録。

ただし・・1973年7月3日、イギリスでの最終公演を最後に、「ジギー・スターダスト」のキャラクターにピリオドを打つことでグラムロック自体が段々と終息していきます。グラムロックの終焉と共に盟友マーク・ボランのT.REXも次第に失速していくことに。

ジギー・スターダスト<2012リマスター>




ジギー・スターダスト・ザ・モーション・ピクチャー





Aladdin Sane (2013 Remastered Version)




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次にデビッド・ボウイは、カバーアルバム「ピンナップス」をリリースし、バックバンドの「スパイダーズ・フロム・マーズ」を解散させ、盟友ミック・ロンソンとも離れることになります・・・

ピンナップス<2015リマスター>




1974年コンセプト・アルバム「ダイアモンド・ドッグス」をリリース。

ジョージ・オーウェルの小説「1984年」やウィリアム・バロウズに触発されて作られたアルバムでしたが、オーウェルの遺族から正式な許可が下りず、「1984年」という言葉の使用や舞台化も許さないという制約があったようです。

1974年6月の北米ツアーでは、ロック史上空前の巨大な舞台セットを導入し話題となりました。

Diamond Dogs




デヴィッド・ボウイ・ライヴ <2005 ミックス> <2016リマスター>





1975年「ヤング・アメリカンズ」をリリース。ジョン・レノンとの共作「フェイム」は初の全米1位を獲得。
その後、映画『地球に落ちてきた男』の撮影しています。

ヤング・アメリカンズ <2016リマスター>




地球に落ちて来た男 [DVD]





1976年「ステイション・トゥ・ステイション」をリリース。

ステイション・トゥ・ステイション <2016リマスター>




1977年〜1979年は元ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノとのコラボレーションで「ベルリン三部作」と呼ばれることになるアルバム「ロウ」「英雄夢語り」「ロジャー」をリリース。

またこの時期にデビッド・ボウイは、「ジギ―」次の架空キャラクター「シン・ホワイト・デューク」(痩せた青白き公爵)を演じるようになります。この頃の作品は、米国音楽から再度欧州志向に戻り、極めて欧州的な感性に満ちた斬新なサウンドとなっています。

LOW




Heroes






ステージ(2017ミックス) <2017リマスター>




ロジャー(間借人)





1980年アメリカに戻ったデビッド・ボウイは、ニューウェーブ的な色合いを打ち出したのアルバム「スケアリー・モンスターズ」をリリース。

Scary Monsters




1983年、売れっ子プロデューサーのナイル・ロジャースを起用し「レッツ・ダンス」をリリース。
ジャケットの写真といいこれまでのイメージを覆す内容ですが、アルバムはキャリア最大のヒットとなり、米国でファン層を拡大します。
翌年 「トゥナイト」をリリース。

レッツ・ダンス <2018リマスター>




トゥナイト <2018リマスター>





1987年 「Never Let Me Down 」をリリース。

ネヴァー・レット・ミー・ダウン(ジャパニーズ・ヴァージョン) <2018リマスター>




移り変わりの激しい音楽業界での生き残りは非常に難しいものの、「ジギ―」、「シン・ホワイト・デューク」(痩せた青白き公爵)など次々と新しいキャラクターや、他のミュージシャンとのコラボレーション、時代のサウンドを取り入れながら常に話題を提供していったデヴィッド・ボウイ。

80年代には、キャラクターを脱ぎ捨て新たなイメージを打ち出したレッツ・ダンスの世界的なヒットの後に本人自身も認めている様に、ソングライターとして深刻なスランプに陥っていたようだ。

その一つの解決手段だったのが、ロックバンド「ティン・マシーン」の結成だったのだろう。

ティン・マシーン




90年代は、ティン・マシーンUで幕を開ける。
僕の中ではインパクトのある作品だった。一曲目のベイビー・ユニバーサルから強烈な印象を持っている。
リーブス・ゲイブレルスのギターもグラム時代の雰囲気も醸し出しながらアバンギャルドなリードギターを弾いており結構気持ちいい。

II




ベイビー・ユニヴァーサル




ライヴ OY VEY,BABY




そして、日本では未発売ながらもボウイ自身は非常にお気に入りというソングライターとしての自信を取り戻したと語っている「The Buddha Of Suburbia」。

この作品は、トルコ人のアーダル・キルジケイというミュージシャンと二人だけで作った作品であったが、BBCのためのサウンドトラック盤ということもあり話題にはならない作品だった。

Buddha of Suburbia

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しかし16年ぶりにブライアン・イーノをプロデューサーに迎えた「アウトサイド」は、近未来的なイメージをコンセプト化したようなアルバムで刺激的なサウンド作りに成功していた。

イーノと組んだ要素も大きいとは思うが、サウンドを聴いていると異世界へ意識が移ってしまうような曲作りに成功している。まさに再生を思わせるアルバムだった。

ジャケットのボウイ自身のイメージからも連想できるが結構ダークでスピード感のある刺激的な曲も入っており、僕からするとBAUHAUSに近い感覚を持った印象の曲もある。「ハロー・スペース・ボーイ」、「セグエ〜ネーサン・アドラー」などがそうだ。

アウトサイド(スペシャル・パッケージ)




そして、彼は47年生まれだから50歳にして発表した意欲作「アースリング」は、ドラムン・ベースなど新しいダンス音楽を取り入れながら勢いのある作品だ。

1曲目の「リトル・ワンダー」から刺激的なバックサウンドに、いかにもボウイといったボーカルとメロディが絡み合うあたり、非常に時代の取り入れ方が上手いと思う。リーブス・ゲイブレルスのギターもアバンギャルドでいい。

アースリング




99年の「アワーズ」は、一曲目のサーズデイズ・チャイルド から最後まで、アウトサイドや前作のアースリングとは違い落ち着いたリラックス感のあるアルバムだ。

hours...




そしてT.REX等のグラム黄金期のプロデューサーとして有名であり、70年代のボウイを支えたプロデューサーでもあるトニー・ビスコンティと22年ぶりに組んだ会心作がヒーザンだ。

2002年発表のため、非常に緻密で深みのあるサウンドが構築されている。アウトサイドやアースリングよりも、ボウイの歌が重視された70年代的な印象も受ける現代的な作品を作り出している。スロウ・バーンなどの曲は、ジギー・スターダストの頃の曲と言ってもわからないかもしれない。

Heathen by David Bowie (2008-02-01)




そして、翌年立て続けに発表された「リアリティ」。そして8年ぶりにワールドツアーが実施された。

Reality




A REALITY TOUR





■隠遁生活に入る前の2003年夏に行われたデビッド・ボウイインタビュー(インタビュー:ウェス・オーショスキー)
参照:NEVER GET OLDより一部抜粋 https://www.steinway.co.jp/news/features/never-get-old-david-bowie

●アルバム『リアリティ』の最初の曲、『ニュー・キラー・スター』にはバッテリー・パークが登場しますが、これは9.11同時多発テロに触発された作品ですね。

そのとおり。すべてのことが起こった町に実際に住むというというテーマを中心に展開する、印象に基づく作品だ。そこから、実証主義的な感覚を持つ何かを引き出そうとしているんだ。家族を持っているということ、しかも3歳の娘を持っているということが、このアルバムを貫く実証主義の源になっている。今後は出来る限り実証主義を試してそれを取り入れることが本当に大切なことだと思っている。僕は自分のことだけでなく娘のことも考えなければならないので、未来に関してネガティブな考えに耽ることに意味は無いんだ。

●ニューヨークにはどれくらい住んでいますか?そして、ニューヨークに住むことはまだインスピレーションの源になっていますか?

そうだね。10年くらい前からここに住んだり、住まなかったりしていた。皮肉なことに、数えてみると故郷のロンドンを含め世界の他のどの都市よりもずっと長くニューヨークに住んでいるんだ。すごいだろう。何年もの間、1年か1年半単位でここに住んでいたが、ここ10年は素晴らしいことに、本当に僕のホームグラウンドになっている。僕がティーンエイジャーだった頃、ニューヨークはディランやアレン・ギンズバーグ、ビートニク、コーヒーバー、初期のロックミュージックを象徴する場所だった。ここ、特にダウンタウンやグリニッジ・ヴィレッジは憧れで、やってみたいことが沢山あった。いつかニューヨークに行くのが夢だった。そしてその夢の続きは、マンハッタンにアパートを持つというものなんだ (笑)。そして僕は今、ここにアパートを何棟も所有している。

●トニーと言えば、アルバム『ヒーザン』以降、あなた方2人は新たな次元に入ったような印象を受けます。今後もこういった形で活動を続けるのですか?

そうだね。僕たちが『ヒーザン』 (ISO /コロムビア]をリリースした時の繋りは、決して一時的なものではなかった。僕たちは本当に優れたものを作り出すだろうということが分かっていた。どんなものになるかはまったく分からなかったが、それでエンジンがかかったと思う。

『リアリティ』では、僕たちがいつもそうしていたように、独特のサウンドと他の誰の作品とも違う面白い構成を生み出すことに全力を注いだ。それは紛れもなくボウイ/ヴィスコンティの作品であり、僕たちが一緒に仕事をすると特別なものが生まれるんだ。

うまく表現するのは難しいんだが、僕たちが一緒に仕事をすると、誠実で面白い本当に良いものを生み出していると思う。本当に申し分なく、そして非常にエキサイティングだった。僕たちはすでに次のアルバムについて話し合っている。

そして、僕はこのツアーを終わらせなければならない。僕たちがアルバムをリリースする時は常に「これは素晴らしい作品だ」と思っているが、レコーディング最終日にファイナルミックスを聴いてそれを判断する。

そして、その時にお互いを見て、「これは本当に成功だ」と言うことが大切なんだ。ぶっちゃけた話、リリース後はどうなっても構わない。例えば、「ロウ」や「ヒーローズ」みたいなアルバムはそれほど売れなかった。

つまり(笑)、あれらのアルバムは大ヒットにはならなかったが、ファイナルミックスを聴いた時に、いかに重要で素晴らしいか僕たちには分かった。「あれは一流の作品だった」と言える限り、後に起こることは言ってしまえば全部おまけみたいなものだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、10年間の沈黙。もはや引退かと思われていたボウイが2013年に電撃的に復活しリリースしたのが、ある意味名作ヒーローズのパロディの様な衝撃的なジャケットの「ザ・ネクスト・デイ」。

The Next Day




The Next Day Extra




今回もトニー・ビスコンティと組んでいる。だが、曲は斬新でアバンギャルドでもありボウイらしいバランスの良いアルバムとなっていて僕は大好きだ。1曲目のタイトル曲からキング・クリムゾンにも通じるアバンギャルドな曲が展開されている。(なぜか、日本版のみボーナストラックが入っているのも面白い。)

そして最後の作品。アルバムは、自身初の米ビルボード・アルバム・チャート1位を獲得、UKのセールス・チャートでは3週間1位。病と闘いながらもボウイが69歳で亡くなる2日前の1月8日にリリースされた「ブラックスター」。

Blackstar




※2016年1月10日に家族に囲まれ安らかに亡くなったとのことです。
 ご冥福をお祈りいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
LPのグラフィック・デザインを手がけたジョナサン・バーンブルックは、隠されたメッセージはまだ全て明らかになっていないとBBC Radio 6のインタビューで明かした。
※デヴィッド・ボウイのラスト・アルバム『★』にさらなる秘密か?(参照billboard japan NEWSより一部抜粋)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/44278/2

アルバムには表紙の五芒星だけじゃなく、他にも幾つかのブラック・スターがあるよ。それらは人生の様々なことを象徴しているんだ。

例えば値札のようにも見える花形(rosette)があって、このアルバムがそれでもやはり商品であることを意味している。

購入するものなんだ。人を導く星もあって、これは人生の師となる人や音楽がもたらすスピリチュアルな何かといった概念を表している。

表に完全には現れていない様々な意味が隠されているから、多くの人に発見してもらいたいね。それも今すぐにではなく。

■関連映像等

デヴィッド・ボウイ 〜ジギー・スターダストの伝説〜(字幕版)




デヴィッド・ボウイ-最後の5年間(字幕版)






戦場のメリークリスマス




ラビリンス 魔王の迷宮 (字幕版)




Critical Review 2 - 1972-1974 [DVD]





デビッド・ボウイ ブルー・ジーン[デビッド・ボウイ][Laser Disc]






Best of Bowie (2pc) [DVD] [Import]




Glass Spider Live [DVD] [Import]





■関連書籍

オディティ デビッド・ボウイ詩集




気?デビッド・ボウイ写真集






デヴィッド・ボウイ読本 完全保存版 2017EDITION (別冊ステレオサウンド)




【追悼緊急出版】CROSSBEAT Special Edition 増補改訂版 デヴィッド・ボウイ (シンコー・ミュージックMOOK)






ミュージック・ライフが見たデヴィッド・ボウイ




David Bowie: The Last Interview: and Other Conversations (The Last Interview Series)






デヴィッド・ボウイ??気高きアーティストの軌跡




David Bowie Black Book




デヴィッド・ボウイ インタヴューズ




■楽譜、バンドスコア

バンド・スコア デヴィッド・ボウイ「ジギー・スターダスト」[ワイド版]




コピー&タブ譜 デヴィッド・ボウイ・ソングブック





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posted by Velvet Ashes | Japan at 16:44 | TrackBack(0) | David Bowie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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