バウハウス解散後、ピータ―・マーフィー、デヴィッド・J、ダニエル・アッシュ、ケヴィン・ハスキンスらは、それぞれのソロ・プロジェクトを開始しました。
ピーター・マーフィーは、JAPANのベーシストのミック・カーンと組んで1984年にダリズ・カーを結成し、「The Walking Hour」を発表します。
まさに・・・バウハウス+JAPANという非常に個性的なサウンドが炸裂しています。
強烈な個性を持った二人であり非常に面白い作品でしたが、残念ながらミックとピーターがソリが合わずアルバム一枚を残して自然消滅。
ところが2010年に、ダリズ・カーが再始動しアルバム制作を始めるという驚きのニュースが飛び込んできました・・・
仲違いしていた二人が再接近し、約30年近くの年月を経て2012年、ミック・カーンの遺作となった「InGladAloneness」をリリース。
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ダリズ・カーが空中分解し、1985年頃にニュー・バウハウスという話もありましたが、ソロ活動を準備していたピーターはこの話にはのりませんでした。そのため残った三人によって誕生したのがラヴ&ロケッツでした。
ラヴ&ロケッツは、バウハウスのダークで実験的なサウンドばかりではなくPOPなメロディーとサイケデリックな要素を盛り込み、面白いことに最初カナダから人気が広がっていき、やがてアメリカでも受け入れられるようになりました。
1986年のセカンド・アルバム「エクスプス」はチャートの上位にランクインしバウハウスでは成し遂げなかったアメリカでの成功も手に入れます。
さらに1989年に出した4枚目の「ラブ&ロケッツ」も大ヒットします。
・SEVENTH DREAM OF TEENAGE HEAVEN (1985)
・EXPRESS (1986)
・EARTH, SUN, MOON (1987)
・LOVE AND ROCKETS (1989)
・HOT TRIP TO HEAVEN (1994)
・SWEET F.A. (1996)
「5 Albums」はレア音源を収録したCD5枚組ボックスセット
また、ダニエル・アッシュとピーター・マーフィーのその他の作品も秀逸です。
■ピーターマーフィー
インタビュー等は、バウハウスの記事に掲載
・Should the World Fail to Fall Apart(1986年)
・Love Hysteria(1988年)
・Deep(1990年)
・Holy Smoke(1992年)
・Cascade(1995年)
・Recall EP(1997年)
・Wild Birds: 1985-1995(2000年、コンピレーション・アルバム)
・A Live Just for Love(2001年、ライヴ・アルバム)
・Dust(2002年)
・Unshattered(2004年)
・Ninth(2011年)
・Lion(2014年)
・BARE-BONED & SACRED(2017年)