今回は、スージー&バンシーズ。
■オリジナル・アルバム
・The Scream (1978年)
・Join Hands (1979年)
・Kaleidoscope (1980年)
・Juju (1981年)
・A Kiss in the Dreamhouse (1982年)
・Hyaena (1984年)
・Tinderbox (1986年)
・Through the Looking Glass (1987年)
・Peepshow (1988年)
・Superstition (1991年)
・Rapture (1995年)
結成は、まさにロンドン・パンクの元年1976年。
スティーブ・セヴェリンやビリー・アイドル(ジェネレーションX)と共にセックス・ピストルズの親衛隊Bromley Contingentの一員であった彼女は、スティーブ(b)と共に、後にセックス・ピストルズに加入するジョニー・ロットンの友達のシド・ヴィシャス(ds)、後にアダム&ジ・アンツに加入するマルコ・ピローニ(g)とバンドを結成。
何やら、ロンドンパンク、ニューウエーブを代表する凄いメンバーですが・・
わずか1回のライブで、シド・ヴィシャスとマルコ・ピローニが脱退。
後釜のメンバーが入りますが、ギタリストは常に流動的でした。
1977年、イギリスとヨーロッパをツアーします。1978年ポリドールと契約したバンシーズは、8月にシングル「香港庭園」でデビュー。11月にはファーストアルバム「The Scream」をリリース。パンクの女王として注目を集めます。
ちなみに、バンド名の由来は以下の説がありますが、どちらにしても死を連想させるゴシック的な香りははしますね。
・アイルランド・スコットランド地方で家人の死を予告する女の妖精「バンシー」・ホラー映画「バンシーの叫び」
1979年9月セカンドアルバム「Join Hands」をリリース。
暗く、重たい作品で、アルバム発表後のツアーで、メンバーが脱退したため、元スリッツのバッジ―(ds)が加入。ギターには、キュアーのロバート・スミスがゲストとして加わりどうにかツアーを乗り切ります。
1980年、元マガジンのジョン・マクガフ(g)をゲストに迎えてツアーを開始。シングル「ハッピー・ハウス」が大ヒットします。
また、元セックス・ピストルズのスティーブ・ジョーンズをゲストに迎えてサード・アルバム「Kaleidoscope」をリリース。
1981年、4作目の「Juju」をリリース。シングル「呪縛」「アラビアン・ナイト」がヒット。
また、同年にはベストアルバムの「ワンス・アポン・ナ・タイム」をリリース。
1982年には5作目の「A Kiss in the Dreamhouse」をリリース。
これまでとは違う歌声を披露しました。
1984年、キュアーのロバート・スミスをギターに迎えて「Hyaena」をリリース。
しかし、ロバート・スミスはキュアーに専念するために脱退。新メンバーを迎えて1986年にアルバム「Tinderbox」をリリース。
1987年には、全曲カバーのアルバム「Through the Looking Glass」をリリース。
1988年には、「Peepshow」をリリース。
1991年に「Superstition」、1995年に「Rapture」をリリースし、1996年に20年間のバンド活動にピリオドを打ちました。皮肉にもセックス・ピストルズが再結成ライブを行った年でした。たまたまなのか、ピストルズの親衛隊だった彼女には何か想う所があったのかもしれませんね。
■ライブ・アルバム
・Nocturne (1983年)
・The Seven Year Itch (2002年)再結成時のライブ・アルバム
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■関連書籍、映像等