2020年08月26日

The Damned

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今回はロンドン・パンクのダムド。
セックス・ピストルズ、クラッシュと共に、日本では3大パンクバンドと呼ばれていました。

このバンドはクラッシュの所でも書きましたが、ここにもロンドンSSという幻のバンドがバンド結成に関係しています。

ダムドの前身ともいえる「Subterraneans」が1975年にキャプテン・センシブル(B)、ラット・スキャビーズ(Dr)、ロンドンSSのギタリストであったブライアン・ジェイムズによって結成。
このバンドは、自然消滅しますが、墓掘人足をしていたというデイヴ・ヴァニアン (Vo)が加入し、1976年1月にダムドが結成。

■アルバム
1977 Damned, Damned, Damned
1977 Music for Pleasure
1979 Machine Gun Etiquette
1980 The Black Album
1982 Strawberries
1982 Live Shepperton 1980
1985 Phantasmagoria
1986 Anything
1986 Not the Captain's Birthday Party?
1989 Final Damnation
1995 I'm Alright Jack & the Beanstalk
2001 Grave Disorder
2008 So, Who's Paranoid?
2018 Evil Spirits

その年はイギリスでパンク・ムーヴメントが吹き荒れており、セックス・ピストルズのサポートを務めながら、「100 Club PUNK Festival」などに出演しました同年10月には、ロンドン・パンクとして初のシングルとなった
「ニュー・ローズ」をリリース。

勢いのあるダイナミックなR&Rは、ダムドの代表曲ですが、パンク・ロックを代表する曲に。
最初のイントロのギター・リフから最高にカッコイイ。

New Rose




1977年にロンドン・パンク初のアルバムとなった「Damned, Damned, Damned」をリリース。
「ニュー・ローズ」「ニート・ニート・ニート」など初期の代表曲を含んだアルバムは、ストゥージズやMC5、ニューヨーク・ドールズなど当時廃番となっていたレコードに匹敵するアルバムをつくろうという目標で制作されたという話があるけど、まさに伝説的なアルバムが出来たかなと。

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジもこのアルバムを気に入り大音響で聴いていたという話もあり
御大ツェッペリン自身は、この頃オールド・ウエーブと揶揄されていましたが、ダムドやパンクロックに感化されたのかな??と思われる曲も作っており「Coda」に収録。

同年11月には「ミュージック・フォー・プレジャー」を発表。
しかし、リリース直後にラットが脱退、続いてブライアンも脱退し、1978年4月のライブを最後にダムドは一旦解散。

パンク・ムーブメントを牽引していたセックス・ピストルズもジョニー・ロットンが脱退し、パンク・ムーブメントは急速に終息。

Damned Damned Damned (2017 Remastered) [Explicit]




MUSIC FOR PLESURE(紙ジャケット仕様)





しかし、すぐにダムドは再結成され1979年にChiswick Recordsからシングル「ラヴ・ソング」が本国イギリスで大ヒットし、アメリカツアー後に3rdアルバム「マシンガン・エチケット」をリリース。

このアルバムは、ギターがキャプテン・センシブルに変わりハード・ロック色の強まったスピード感あふれるキャッチーなサウンドは、ファーストアルバムと並ぶ傑作であり、人気の高い作品で個人的には一押しかな!

1980年4thアルバム「ブラック・アルバム」をリリース。
タイトルからビートルズの「ホワイト・アルバム」に対抗したアルバムかと思いますが・・・
サウンドはよりPOPになり、多様化した充実した内容で個人的に非常に好きなアルバムです。

Machine Gun Etiquette




The Black Album





1982年に「ストロベリーズ」をリリース。1984年キャプテン・センシブルが脱退。

その後ダムドは、ヴァニアン色を強め1985年、MCAレコードからアルバム「ファンタスマゴリア」をリリース。これまでのイメージを覆す、ゴシック的なイメージのジャケットやスマートで幻想的な楽曲により、往年のファンからは賛否両論がでたものの大ヒット!

Strawberries (Deluxe Edition)




ファンタスマゴリア 2(紙ジャケット仕様)






1986年12月7枚目のアルバム「エニシング」をリリース。1988年初期オリジナルメンバーのブライアンとキャプテンを加えライブを敢行。
1989年ライブアルバム「ファイナル・ダムネイション」をリリース。

Anything




ファイナル・ダムネイション




ザ・ダムド ファイナル ダムネーション [DVD]




1990年にはオリジナルメンバーでアメリカツアー実施後、来日公演も実施されました。わたしも来日公演を見に行きましたが、キャプテン・センシブルがギターで、マシンガン・エチケット、ブラック・アルバムの曲を中心にライブが実施されていて最高のライブだった記憶があります。

1995年「I'm Alright Jack & the Beanstalk」(Not of This Earth)、2001年9thアルバム「Grave Disorder」をリリース。

I'm Alright Jack & the Beanstalk




Grave Disorder





2008年「So, Who's Paranoid?」、そして10年振りの2018年には「Evil Spirits」をリリース。


So Who's Paranoid




EVIL SPIRITS






ライヴ・シェパートン1980 【オリジナル日本盤LP再現紙ジャケット仕様/K2HDマスタリング HQCD/完全生産限定】




Not the Captain's Birthday Party






ベスト・オブ・ダムド




ベスト・オブ・ダムド






トータル・ダムネイション・ダムド・ベスト!




Black Is The Night: The Definitive Anthology






Best of




The Very Best of...





Noise: the Best of the Damned Live




■映像等

地獄に堕ちた野郎ども(字幕版)




ライヴ!マシンガン・エチケット 25thアニバーサリー [DVD]




ティキ・ナイトメア ~ライヴ・イン・ロンドン [DVD]




■関連書籍

パンク UKエディション




DOLL (ドール) 2005年 09月号 [雑誌]




posted by VELVET ASHES at 17:37 | TrackBack(0) | The Damned | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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